生活リハビリとは

生活リハビリの種類

手芸:
ハワイアンキルトパッチワークの製作中。その他にもカゴや紙細工などもご希望に応じて製作します。2020年も完成品は、地域の文化祭に出展しました。

工芸:
しめ縄を作るためのワラを、利用者と田んぼまで出向き、収穫し、手作りします。季節に応じた文化的な作業を取り入れています。

園芸・農業:
利用者様が主体となって、サツマイモ、ナス、玉ねぎ等の季節に応じた野菜を、一から育て収穫しています。2020年には、みかんの樹も植えました。

料理:
利用者様とスタッフが協力して、お好み焼きを作ったり、畑で採れたサツマイモで焼き芋にしたりと、たくさんの料理をしています。

木工:
棚作り、テーブル作り、コロナ対策パーテーション作り、年末には門松作りも行います。普段控えめな男性方もここでは、”主役”です。

その他いろいろ:
※一人ひとりが、今まで生活の中で行ってきた、すべての生活行為が「生活リハビリ」になります。

生活リハビリとは?

ご自分が興味のある手工芸や園芸や料理などをすることで、元気になるという、より自然な介護、かつリハビリテーションです。

リハビリテーションには、2つあります。
1つが、❶理学療法(PT)といって運動ができるようになるリハビリテーションです。 もう一つが、❷作業療法(OT)といって、ご自分の生活史の中で行ってきた生活行為ができるようになるリハビリテーションであり、具体的には、手工芸、園芸、料理、書道、お茶、お花、梅干し作りなどです。個別に行うこともあるし、集団で行うこともあります。 このデイサービスけやき通りではこの❷を「生活リハビリ」と呼び、スタッフ全員で13年間、継続して実践しています。

できない事を問題視するのではなく、残された能力の中でその人の「強み」を見いだし、その人らしく生活できるような支援です。

(2001年に世界保健機関(WHO)により採択されたICF(国際生活機能分類:International Classification of Functioning,Disability and Health)に基づき、生活機能というプラス面を捉え、各メニューが実施されます)

利用者さんの声(書面によるアンケート結果より)

質問1:ズバリ、デイサービスけやき通りは、どんなところですか?

  • 希望どおりにしてくれる。気持ちいい。
  • 学び、遊んで楽しいです。
  • いろんな芸術を教えてもらえて、役に立ってます。
  • 心がいやされる所です
  • 私のいやしの所。ホットしています。
  • 楽しいところです。
  • 子どもに連れてきてもらいましたが、楽しく過ごさせていただいています。
  • 明るく利用者を大切にしてくださっています。
  • 楽しみにして毎日来ています。

質問2:デイサービスけやき通りで楽しかったことは、何ですか?

  • 畑を作り、イモを植えたり、いろんな作物を作ること。
  • 焼きいもをして楽しく、美味しかったこと。
  • 自分たちで焼き芋を焼くこと。
  • 今日のお好み焼きが楽しかったです。
  • 来るのが楽しい。
  • 友達と会話できてとても嬉しいです。
  • いつも楽しく、学び、遊ばせてくれてありがたいです。
  • 一緒におしゃべり。
  • まだ今はわからないが、でも、すごく楽しくさせていただいています。
  • 楽しいから来ています。
  • いろいろです。
  • おひるごはん。

専門家の声

加茂 永梨佳 氏(NPO法人 学びあい)
作業療法士
「けやき通りには、自然で彩のある生活があります。通っているうちに気づいたら元気になっていると思います。」
ボンジェ ペイター 氏(東京都立大学 作業療法学科)
医学博士・作業療法士(日本、オランダ、イギリス)
「ここでは、他の人と共に、自分らしく。そして、活動の力から、活力を奮い起こしたり,活力を引き起こしたり。」
小林 幸治 氏(目白大学 作業療法学科)
作業療法学博士・作業療法士
「デイサービスけやき通りのある午後の様子を見せていただきました。優しい日差しが降り注ぎ、温かく、木のぬくもりが感じられる部屋と座りやすそうな椅子。興味をそそられる作品や、写真があり、ぱっと目に飛び込む言葉(ポップ)が添えられている展示。初めてお邪魔させて頂いたときに、お部屋に入っただけで身体の余計な力が抜けて、数分いただけで気分が良くなりました。ここは質が磨かれた環境だと思いました。言葉が多くなく、黙々と作業を行っている人も、その熱心さは自ら動きたくなる環境に支えられていると感じました。また、こうした環境はまめな手入れが必要です。これからの高齢者ケアの施設には、ますます作業的環境の質を高めることが求められると思うし、その質を高める仕事の価値が高くなると思います。」